線記号作成ODT4

JWCAD用線形記号データの作成ソフト「ODT4」
 ・JW_CADの線形記号データを半自動で作成します。

ODT4の使用方法
ファイルを解凍すると、以下のファイルが作成されます。

ODT4.jar
データ出力用.bat
temp1.txt(外部変形出力データ1)
temp2.txt(外部変形出力データ1)
temp3.txt(外部変形出力データ1)
sample.jww(サンプルデータ)

  • 動作環境が整った段階で、ファイルを解凍するとこのようなファイルが現れるとおもいますが、これがJAVAの実行ファイルになります。
  • 正確には、中途半端にコード化されたファイルの集合体(ZIPの書庫)で、環境さえ整っていれば、ダブルクリックで実行されるはずです。
  • 実行するとすぐに下図のような画面が現れ、ファイルの選択を即しますが、今はとりあえず、取消しを押して中断してください。
    画像の説明

オプションファイルを作成するには、何か元となる図形が必要となわけですが、これはやはり、使いなれたJWCADで作成しましょう。
このとき、必ず中心としたいところに、No.9(補助線種)の点色で実点を、描き入れておきます。これは、中心位置を取得するための非常に重要な点になりますので、からならず、忘れずに入れてください。
画像の説明
そして、JW_CADの「その他」→「外部変形」から「データ出力用.bat」を実行すると「opt4data.txt」というファイルが出力されます。これで、実行するためのすべての条件が整いました。再度、[odt4.jar]を起動し、「opt4data.txt」を選択すると、下左図のようなフレームが現れます。フレーム内のスライドバーは拡大縮尺ですので、見やすい大きさにしておいてください。そして設定ボタンを押すとさらにフレームが現れますので、オプションデータの設定を行います。設定の方法は、フレームの下のテキストエリアに記載してあります。(JWCADのJW_OPT4.DATの内容)

画像の説明

画像の説明

さらに、上部のタブを選択すると、以下のような画面となり、データを個別に編集できます。
OPT4のデータは制御1あるいは制御2にセットされた数値によって制御されるのですが、これはOPT4製作者の意図する内容で変わるため、プログラム側で一律に変換することができません。結局すべてのデータを列挙し、編集できようにしておくことがベストと判断しました。
画像の説明

編集が終了した段階で、グラフィックフレームの下の、保存ボタンを押すと以下のようにファイルの選択画面が現れます。
画像の説明
ここで、既存のファイルを選択すると、データを追記します。新規に入力すれば、新しいファイルを作ります。

とりあえずは「取消」ボタンを押して出力をキャンセルし、「終了」のボタンを押すと、下図のような「JW_OPT4.dat」に出力するダイアログが現れます。
画像の説明

「はい」をクリックすれば、ファイルを上書きします。「いいえ」をクリックすれば、何もせずに終了します。 ここでは、「はい」を押して終了します。
以下は、指示回数を1、区切記号を995への変更のみで出力した結果です。このままでも、大体意図した結果が得られます。(本当は制御コードには00を入れるべきですがそのままにしてあります。

#Opt4 Creater
1
999
0 I Lv U (*^}{^*)

# Option4 Creater for JWW (JAVA) 2005.4.22

# Programing By Tomomi Yamamoto

# CreateDate: Tue Jun 07  23:16:39  JST 2005
01 01 -17.7 -17.7 17.6 17.6 2 1 0
01 01 7.3 13.9 17.6 17.6 2 1 0
01 01 13.9 7.3 17.6 17.6 2 1 0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 10.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 8.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 6.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 4.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 2.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 0.6
995

それでは違う図を描いてみましょう。例のごとく中心点としたいところにはNo9の実点を忘れずに打ちます。そして今度は、指示する線を線種No9の補助線で描きいれます。No9の線は、特別な線で、これはある法則にしたがって自動で指示線であると認識します。
これについては、あとで編集もできますので、必ず必要というわけではありません。
画像の説明
画像の説明
設定は指示回数1、区切記号993、右の表の1番上に500 0 -50を入力し、今度は、「保存」を押して、「JW_OPT4.dat」を選択し、上書きをしますか?の問いには「いいえ」を押します。これで、「JW_OPT4.dat」にデータが追記されました。「終了」ボタンを押さずに、エディターで内容を確認してみましょう。どうですか? ちゃんと出力されてますか?
「JW_OPT4.dat」の内容

#Opt4 Creater
2
999
0 I Lv U (*^}{^*)チュ

# Option4 Creater for JWW (JAVA) 2005.4.22

# Programing By Tomomi Yamamoto

# CreateDate: Wed Jun 08 17:22:35 JST 2005
01 01 -17.7 -17.7 17.6 17.6 2 1 0
01 01 7.3 13.9 17.6 17.6 2 1 0
01 01 13.9 7.3 17.6 17.6 2 1 0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 10.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 8.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 6.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 4.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 2.0
01 01 0.0 0.0 0.0 0.0 4 1 0 E 0.6
995

1 I Lv U (*^}{^*)チュ

# Option4 Creater for JWW (JAVA) 2005.4.22

# Programing By Tomomi Yamamoto

# CreateDate: Wed Jun 08 17:25:42 JST 2005
500 0 -50
01 01 -14.9 8.2 14.8 8.2 2 1 0
01 01 -5.2 0.7 5.1 0.7 1 1 0
01 01 -7.7 1.7 7.6 1.7 1 1 0
01 01 -9.5 2.7 9.4 2.7 1 1 0
01 01 -10.9 3.7 10.8 3.7 1 1 0
01 01 -12.1 4.7 12.0 4.7 1 1 0
01 01 -13.0 5.7 12.9 5.7 1 1 0
01 01 -13.9 6.7 13.8 6.7 1 1 0
01 01 -14.6 7.7 14.5 7.7 1 1 0
01 01 -5.7 34.0 -5.7 8.2 2 1 0
01 01 5.6 34.0 5.6 8.2 2 1 0
10 10 -18.3 0.0 22.9 0.0 2 9 0
01 01 0.0 17.5 328.1 211.9 4 1 0 E 17.5
01 01 0.0 17.5 211.9 328.1 4 1 0 E 17.5
993
余談ですが、JW_CADの説明書の内容では「1図形のOPT4の線等のデータは60個まで」と記載があります。確かに、60個を超えるとJWCADの線形記号変形の選択画面の表示がおかしくなりますが、実際60個を超えてもデータはちゃんと出力されます。なので、ODT4ではデータのカウントに60個の制限を設けていません。
以上で説明は終了ですが、何かこうしたい、ああしたいといった要望や不具合は連絡してください。対応できるかどうかあるいはするかどうかはべつですが・・・。 m(。。)m