線記号変形とは

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★その他/図形

登録されている図形を読込んで作図する(貼付ける)

建物位置確認表の作成 天空率比較計算

図形は[図形登録]コマンドで登録でき、他のパソコンで登録した図形もコピーして利用できる。図形のデータはDOS版JW_CADと共通な「.jwk」形式とWindows版JW_CAD用の「.jws」形式の2種類がある。
現在は「.jws」形式の図形を主流にして図形ファイルを作成してある。

○「.jwk」形式データ
 MS-DOS版のJW_CADと共通なデータ形式になっているので、MS-DOS版のJW_CADで使用できる図形以外は扱えず、精度も単精度になっている。また、文字フォントの種類も保存できず、読込時にすべてMSゴシックとなる。
 JWWのデータは倍精度であるが、単精度実数のデータになっているので詳細な図形では精度に注意して使用する。

○「.jws」形式データ
 Windows版のJW_CADのデータ形式になっているので、Windows版のJW_CADで使用できるブロック図形、寸法図形、ソリッド図形等が扱え、精度も倍精度になっている。したがって、新たな図形は[.jws]ファイル形式で登録するとよい。

JWWバージョン2.23から図形のフォルダ名が変更され、これに伴い、図形を選択するダイアログのフォルダツリーの表示が変更された。バージョン2.22d以前またはDOS版JW_CADで作成した図形データは「ZUKEI_1_」~「ZUKEI_9_」「ZUKEI_10」~「ZUKEI_50」のフォルダ名で表示される。したがって、DOS版JW_CADと共通で使用する図形データはこれらのフォルダに登録する。

JWWバージョン5.00から一括して「.jwk」形式の図形を「.jws」形式の図形に変更できる機能がファイル操作のファイル一括変換に追加された。

【1】[図形]コマンドを選択する。

【2】表示される図形を選択する「ファイル選択」ダイアログのサムネールの一覧から、作図する(貼付ける)図形を左ダブルクリック (LL)で選択する。
 [.jwk ▼]または[.jws ▼]の[▼]部分を左クリックすると[.jwk]または[.jws]ファイルが選択できる。

・サムネール表示のとき、ファイル名の部分を左クリックするとファイル名変更になる。
◇ダイアログに作図したい図形が表示されない場合は、ダイアログ左部のフォルダツリーで作図したい図形があるフォルダを指定する。

◇ダイアログの左上部の[リスト表示]にチェックを入れると、サムネールの一覧ではなく、図形ファイル名の一覧に切替わる。

【3】ダイアログが閉じて作図ウィンドウに戻り、画面左上に、図形を作図する時に変更するデータの属性が表示される。

【4】コントロールバー[作図属性]を左クリック(L)して表示される「作図属性設定」ダイアログで、チェックを入れるか、またはボタンを左クリック(L)し、[Ok]ボタンを左クリック(L)すると、その指定した条件で図形を作図できる。

【5】コントロールバー[倍率]入力ボックスに作図する倍率を入力する。
 ・無指定の時は A倍率は「1,1」、回転角は「0」になる。
 ・倍率に「-1,1」を設定すると、左右反転の複写になる。
 ・倍率に「1,-1」を設定すると、上下反転の複写になる。

【6】コントロールバー[回転角]入力ボックスに作図する角度を入力する。
 ・[90°毎]ボタンを左クリック(L)すると、「無指定」→「90」→「180」→「270」→「無指定」の順に切替わり、右クリック(R)すると逆順に切替わる。
 ・軸角が設定されている時は、その軸角からの角度になる。

【7】図形が指定した条件で仮表示されるので、図形の作図位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

!文字は元図形の縮尺と書込の縮尺との違いにより作図位置がずれることがある。

◇作図位置指示時のマウス位置の図形の基準点は、図形が登録された時の基準点位置になる([図形登録]コマンド参照)。


▼他の図形の再選択

【1】[図形]コマンド実行後、コントロールバー[図形選択]を左クリック(L)する。

【2】これ以降の操作は、基本操作の手順以降と同じ。


▼マウスによる図形の作図角度の設定

通常、作図する図形の角度は、[回転角]入力ボックスに角度を入力して決めるが、作図する図形の回転をマウスの移動に追従させ、任意な回転角で作図することができる。

【1】[図形]コマンドを選択する。

【2】基本操作と同じ方法で、「ファイル選択」ダイアログで図形を選択し、作図ウィンドウに戻る。

【3】基本操作と同じ方法で、必要に応じて作図属性を設定する。

【4】基本操作と同じ方法で、作図する倍率を入力する。

!図形の回転角度を設定する必要はない。

【5】コントロールバー[マウス角]をクリックする。

!コントロールバー[マウス角]のクリックを、1回行うと図形の基準点からX方向がマウス角になり、2回行うとY方向がマウス角になり、3回行うとマウス角が解除される。

【6】図形が仮表示されるので、作図位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

【7】X方向またはY方向軸のマウス移動に追従して作図する図形が回転する。

【8】作図する図形が目的の角度点位置になったらマウスで指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。
 作図する図形の作図位置と角度点位置を結ぶ角度で図形が作図される。


★その他/線記号変形

ツールバー/その他1/記変
指示した直線を指定位置まで変形すると同時に新たな図形を作図する

 線記号変形データはユーザーが自由に作成・変更ができるので、それぞれの作図形態に合った線記号変形データを利用することで、より作図操作が簡略化できる。

【1】[線記号変形]コマンドを選択する。

【2】表示される線記号変形を選択する「ファイル選択」ダイアログのサムネールの一覧から、使用する線記号変形を左ダブルクリック (LL)で選択する。

◇ダイアログに作図したい線記号変形が表示されない場合は、ダイアログ左部のフォルダツリーで作図したい線記号変形があるフォルダを指定する。

【3】作図ウィンドウに戻るので、コントロールバー[倍率]入力ボックスに選択した線記号変形の使用時の倍率を指定し、ステータスバーに表示される内容に従って操作を行う。操作手順は選択した線記号変形によって異なるが、次の表示による操作が基本になる。

変形する線1または基準線にする線1を指示する。

変形する線2または基準線にする線2を指示する。

記号の作図位置または記号の倍率指定位置を指示する。

表示される「文字入力」ダイアログで文字の入力または変更を行う。文字入力後に[Enter]キーを押すか左クリック(L)を行う。


▼他の記号の再選択

【1】[線記号変形]コマンド実行後、コントロールバー[記号選択]を左クリック(L)する。

【2】これ以降の操作は、基本操作の手順以降と同じ。


▼記号の倍率の指定

【1】[線記号変形]コマンド実行後、コントロールバー[倍率]入力ボックスに線記号変形の角度を入力するか、ドロップダウンリストから選択する。


▼記号の角度の指定
記号の位置のみを指示する場合(指示直線1を指示しない場合)、コントロールバー[角度]入力ボックスが表示される。ここに、線記号変形の作図角度を入力する。
 ・[90°毎]ボタンを左クリック(L)すると、「無指定」→「90」→「180」→「270」→「無指定」の順に切替わり、右クリック(R)すると逆順に切替わる。
 ・軸角が設定されている時は、その軸角からの角度になる。


★その他/座標ファイル

テキスト形式ファイルとして記述した座標値を使って図形を作図したり、図形をファイル出力する

▼基本操作

【1】[座標ファイル]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[新規ファイル]を左クリック(L)する。

◇ここで、コントロールバー[ファイル編集]を左クリック(L)すると、設定されている座標ファイルが開く。すでにこのファイルを使用している場合は、ファイル内の座標値の編集状態になるので、新規に座標値を入力するにはファイル内のデータを消去する。

◇ここで、外部エディタが起動できない場合は、メニュー[設定]→[基本設定]を選択して表示される基本設定のダイアログの「一般 (1)」タブの [外部エディタ]設定ボックスに使用する外部エディタ名(ドライブ名とフォルダ名を含む)を入力するか、その右側の[参照]ボタンを左クリック(L)して表示される「外部エディタを指定」ダイアログで使用する外部エディタを選択する。

【3】起動する外部エディタ(標準ではWindows付属の「メモ帳」など)が起動して「無題」の新規ファイルが開く。

【4】「無題」の新規ファイルに座標値を入力する。


4つの線で正方形を作図する場合の絶対座標値の記述例
1000 1000 2000 1000 ←始点座標(1000,1000)から終点座標(2000,1000)の線

(空行)

2000 1000 ←始点座標(2000,1000)の指定
2000 2000 ←始点座標(2000,1000)から終点座標(2000,2000)の線
1000 2000 ←始点座標(2000,2000)から終点座標(1000,2000)の線
1000 1000 ←始点座標(1000,2000)から終点座標(1000,1000)の線

(空行)

 ・線は始点の座標のX値とY値、終点のX値とY値を半角スペースで区切り入力する。
 ・始点座標X,Yと終点座標X,Yを1行に入力すると1本の線になり、連続した行に座標X,Yのみ(1行に1座標点)入力すると連続線になる。
 ・測量図で座標がY,Xの値になっている場合は、そのままY,Xの値を入力してもよい。この時、座標値による作図は、後述する[YX座標読込]で行う。

【5】座標データを記述した「無題」ファイルに、入力した座標データの名前を指定して保存し、外部エディタを終了する。
 コントロールバー[ファイル編集]で外部エディタを起動した場合は、上書き保存し、外部エディタを終了する。

【6】作図ウィンドウ左上部に表示されているファイル名(初期状態は「・・・・・・・\ZTEMP.TXT」)の設定を変更する。コントロールバー [ファイル名設定]を左クリック(L)すると「ファイルを開く」ダイアログが表示されるので、ファイルの拡張子を「.TXT」にして新しいファイル名を入力するか、すでにあるファイル名の部分を左クリック(L)して、[開く]ボタンを左クリック(L)する。

【7】コントロールバー[ファイル読込]を左クリック(L)するとコントロールバーの表示が変わる。

【7】マウスを作図ウィンドウ内で移動すると、作成した座標ファイルの図形が仮表示されるので作図位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。この時のマウス位置は座標原点(0,0)になる。

◇座標入力をY,X値で行った場合はコントロールバー[YX座標読込]を左クリック(L)して作図する。

◇必要に応じて、コントロールバー[倍率]入力ボックスに作図する倍率を入力する。
 ・無指定の時は、倍率は「1,1」、回転角は「0」になる。
 ・倍率に「-1,1」を設定すると、左右反転の複写になる。
 ・倍率に「1,-1」を設定すると、上下反転の複写になる。

◇必要に応じて、コントロールバー[回転角]入力ボックスに作図する角度を入力する。
 ・[90°毎]ボタンを左クリック(L)すると、「無指定」→「90」→「180」→「270」→「無指定」の順に切替わる。
 ・軸角が設定されている時は、その軸角からの角度になる。

◇作図ウィンドウ左上部に作図する時に変更するデータの属性が表示されるので、必要に応じて、コントロールバー[作図属性]を左クリック(L)して表示される「作図属性設定」ダイアログで設定する。


▼m単位などの座標値のデータで作図

【1】[座標ファイル]コマンドを選択する。

【2】基本操作と同じ方法で座標ファイルを読込み、コントロールバー[mm単位読書]を左クリック(L)して、表示を[m単位読書]に切替える。

【3】コントロールバー[ファイル読込]を左クリック(L)して、基本操作と同様の方法で作図する。

◇環境設定ファイルによりm以外の単位が設定されている場合は、その単位で読込みが行われる。

◇m単位などのmmに変換する倍率を座標ファイルで図形を作図する時の倍率にしても同じ結果になる。たとえば、m単位の場合は倍率を「1000 , 1000」に指定して作図する。


▼基準位置の座標値を変更して図形を作図

【1】[座標ファイル]コマンドを選択する。

【2】基本操作と同じ方法で座標ファイルを読込み、コントロールバー[基準位置座標]入力ボックスに座標ファイル図形の基準位置の座標値X,Yを半角カンマ区切りで入力すると、この座標の位置がマウスカーソルの位置になる。

◇測量図の敷地などの基準点が座標値「0,0」以外の点の場合などに、この機能を使用すると作図が容易になる。たとえば、敷地の基準点が「X,Y」 =「500000,100000」の場合に、基準位置の座標値として座標値「500000,100000」を入力して作図する。

◇座標ファイルの最初の座標値が基準位置座標の場合は基準位置座標ダイアログの右隅の▼を左クリックすると読込んだ最初の座標値が表示される。

!m単位などの座標値のデータで作図する場合でも、基準位置の座標値の入力は数値入力の単位設定になるので注意する。

◇倍率が指定されている場合は基準位置の座標値からの倍率になり、角度が指定されている場合は基準位置の座標値が回転の中心になる。

◇Y,X座標読込の場合は、基準位置の座標値もY,X座標で入力する。


▼図形の座標データをファイルに書込み

選択した図形の座標データをファイルに書込むことができる。このファイルを読込むことで図形の複写が行える。[図形複写]コマンドとは異なり、コントロールバー[ファイル編集]で座標値を変更した図形が作図できる。ただし、ブロック図形の書込みは行えない。

【1】[座標ファイル]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[ファイル名設定]を左クリック(L)して、表示される「ファイルを開く」ダイアログで使用するファイル名を設定する。

!現在すでに設定されているファイルを使用する場合は、この操作を省略する。

【3】作図ウィンドウに戻るので、コントロールバー[ファイル書込]を左クリック(L)する。

【4】範囲選択と同じ選択範囲の始点と終点を指示する方法で、書込む図形を選択する。

【5】コントロールバー[基準点変更]を左クリック(L)し、選択した図形上で基準点位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。この基準点位置が座標原点(0,0)になる。

!基準点位置を変更しない場合は範囲選択を行った時に表示される赤の仮点の位置が基準点位置となる。

【6】コントロールバー[選択確定]を左クリック(L)して選択を確定し、指定ファイルに書込まれる。
 ・コントロールバー[mm単位読書]を左クリック(L)して表示を[m単位読書]に切替えてからファイル書込みを行うと、m単位などの座標値でデータが作成される。
 ・[Shift]キーと[Ctrl]キーを押しながら選択を確定すると図面寸法値でデータが書込まれる。


▼書込み数値の小数桁の指定

【1】[座標ファイル]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[小数桁無指定]を左クリック(L)すると小数桁の指定になる。
 ・ここで指定される小数桁は環境設定ファイルで指定した値になる。
 ・環境設定ファイルで小数桁が設定されていない場合は有効桁の書込みになる。


★その他/外部変形

自作または公開されている外部変形プログラムを利用して図形を作成・変更する

操作方法は使用する外部変形用プログラム(バッチファイル)「***.BAT」の記述内容に従って行う(プログラムの作成方法は使用するプログラム言語の説明書を参照)。コントロールバーとステータスバーの表示は、それぞれの外部変形により異なっている。ここでは、添付されている三斜面積計算を例に操作説明を行う。

▼三斜面積計算の例

三角形で構成されている図形の三斜面積計算を行う。外部変形用三斜面積計算を行うと各三角形に底辺寸法と高さ寸法を作図し、全体の面積表を作成する。

【1】[座標ファイル]コマンドまたは[多角形]コマンドなどを使用して、敷地図などの外周線を直線で作図する。

【2】敷地図などの外周線を直線で三角形に分割する。

【3】[外部変形]コマンドを選択する。

【4】外部変形プログラムを選択する「ファイル選択」ダイアログが表示されるので、ダイアログのファイル一覧から、使用する外部変形プログラム「JWW_SMPL.BAT」を選択する。

【5】作図ウィンドウに戻り範囲選択状態になるので、範囲選択と同じ選択範囲の始点と終点を指示する方法で、面積計算を行う三角形を選択する。

【6】コントロールバー[選択確定]を左クリック(L)する。

【7】作図する面積表の左上角になる位置を指示する。

【8】コントロールバー[初期番号指定(1~8001 無指定:1)]入力ボックスに三斜計算番号の初期番号を指定する。
 ・無指定の場合は1からの番号になるが、設定が不要でスキップする場合は、作図ウィンドウ内で左クリック(L)する。

【9】コントロールバー[レイヤ指定(0~F 無指定:書込レイヤ)]入力ボックスに、各三角形の三斜計算番号、底辺寸法、高さ寸法および面積表を作図するレイヤを指定する。
 ・無指定の場合は書込みレイヤになるが設定不要ならば作図ウィンドウ内で左クリック(L)する。

【10】コントロールバー[小数点以下有効桁数(0~3 無指定:2]入力ボックスに各三角形の底辺寸法および高さ寸法の小数点以下の有効桁数を指定する。
 ・無指定の場合は2になるが設定不要ならば作図ウィンドウ内で左クリック(L)する。

【11】コントロールバー[コマンド入力->]入力ボックスで、設定した項目の確認と追加を行う。
 ・前述の~以外の項目として追加設定できる起動オプションは次のとおりである。
 /M* 文字種類を指定する。「*」は文字種類 No (無指定:2)
 /T* 三角形頂点に点を作図する。「*」は点種類 No (無指定:1)
 /E*.* 三角形頂点に円を作図する。「*.*」は円半径 mm (無指定:1.0)
 /H* 三角形の辺を新たに作図する。「*」は線色No (無指定:1)

 /C    指定小数点以下桁数未満を切捨で寸法値作図 (無指定:四捨五入)

 /S 敷地面積を小数点以下3桁を切捨てて作図する。これは初期状態なので、不要な時は「JWW_SMPL.BAT」内の「JWW_SMPL.exe /S %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8」を「JWW_SMPL.exe %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8」に変更する。
 ・設定が不要でスキップする場合は、作図ウィンドウ内で左クリック(L)する。

【12】以上の操作が完了すると、外部変形プログラムに移行し、MS-DOSのウィンドウが開いて面積計算が行われる。三斜面積計算が実行されたらMS-DOSのウィンドウを閉じる。作図ウィンドウに面積表などが作図される。

!外部変形が実行されず、「未実行」が表示される機種では、JWWのインストールフォルダを「C:\JWW」などの半角スペースのないフォルダ名にすることで解決できる。


▼他の外部変形を選択する

【1】コントロールバーの[外部変形再選択(L)]を選択すると、外部変形「ファイル選択」ダイアログが表示されるので他の外部変形を選択する。

・作図画面内で左クリックすると外部変形再選択になる。


▼同じ外部変形を再実行する

【1】コントロールバーの[再実行(R)]を選択すると、前回行った外部変形が再実行される。

・作図画面内で右クリックすると再実行になる。


★その他/測定

距離、面積、座標値または角度を測定し、測定結果の数値を指示位置に文字列として作図できる

▼距離の測定

2点間の距離または円周・円弧(楕円弧)の長さを測定する。

【1】[測定]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[距離測定]を左クリック(L)する。

![測定]コマンド選択直後はコントロールバー[距離測定]が押された状態になっているので、この操作は省略できる。

【3】距離の始点を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

◇円周の長さを測定する場合は、始点を指示しないで、コントロールバー[○単独円指定]を左クリック(L)してから円を左クリック (L)で指示する。

【4】距離の次の点を指示すると(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)、始点から指示点までの距離がステータスバーに表示される。

【5】連続した距離の次の点を指示すると(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)、前回測定した距離との累計と、前回の指示点から今回の指示点までの距離がステータスバーに表示される。
 【 】内の数値(ここでは「10.000」)が距離の累計になり、その右に表示される数値が前回の指示点から今回の指示点までの距離になる。

!間隔取得を行うと、その距離が代入されるが、つぎにマウス操作をすると間隔取得した距離はクリアーされる。


▼面積の測定

図形の外周点を順次指示して図形の面積を測定する。円弧(楕円弧)を含む図形または凹形の図形の面積測定も可能である。

【1】[測定]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[面積測定]を左クリック(L)する。

【3】面積の始点を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

◇円の面積を測定する場合は、始点を指示しないで、コントロールバー[○単独円指定]を左クリック(L)して円を指示する。この時、円を左クリック (L)で指示した場合はプラス(+)値になり、右クリック(R)で円を指示した場合はマイナス(-)値になるので、面積の測定から円の面積を差し引く時は、最初に円を右クリック(R)で指示してから面積測定の始点を指示する。

【4】面積の次の点を指示すると(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)、始点、中間点およびマウス位置を頂点とした三角形が仮表示され、その三角形の面積がステータスバーに表示される。
続けて面積の次の点を指示すると(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)、前回測定した面積との累計と、今回の面積(始点、前回の指示点および今回の指示点を頂点とする三角形の面積)がステータスバーに表示される。
 【 】内の数値(ここでは「200.000」)が面積の累計になり、その右に表示される数値が今回の面積になる。


▼円弧の長さ・面積の測定

距離測定または面積測定の場合、円弧の長さまたは面積の測定が行える。

【1】[測定]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[距離測定]または[面積測定]を左クリック(L)する。

【3】始点を指示する(次ページの図の1)(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

【4】下図のようにコントロールバー[○単独円指定]の表示が[( 弧指定]に切替わるので、これを左クリック(L)して円弧を指示してから、同様に、次の点を指示する。

!円弧の測定では、直前に指示した点が測定する円弧上でない場合は計算できない。

◇円弧の長さを測定する方向は、始点または次の点から円弧を指示した点の方向になる。


▼座標の測定

指定した原点に対する点の座標を測定する。

【1】[測定]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[座標測定]を左クリック(L)する。

【3】原点を指示する。

【4】座標点を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

◇軸角が設定されている時は、その軸角に対する座標値になる。


▼角度の測定

2点間のなす角度を測定する。

【1】[測定]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[角度測定]ボタンを左クリック(L)する。

【3】原点を指示する。

【4】基準点を指示する。

【5】角度点を指示する()(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。


▼測定結果の図面への書込み

測定の終了後、測定結果を図面に書込む。

【1】[測定]コマンドで各値を測定後、コントロールバー[測定結果書込]を左クリック(L)する。

【2】作図ウィンドウ上で、測定結果を書込む位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

◇距離測定と面積測定の場合は累計値が書込まれる。

◇軸角が設定されている時は、その軸角方向の文字で書込まれる。


▼測定単位の切替え

距離測定・面積測定では、コントロールバー[mm / 【m】]を左クリック(L)すると、単位が「mm」と「m」との切替えになる。角度測定では、コントロールバー[【 °】/ °′″]を左クリック(L)すると、単位が「 °」(十進数の度)と「°′″」(度分秒)の切替えになる。


▼小数点以下の桁数の切替え

[測定]コマンドでは、コントロールバー[小数桁 3]を左クリック(L)すると、測定結果として表示される小数桁が[小数桁 3]→[小数桁 4]→[小数桁 F]→[小数桁 0]→[小数桁 1]→[小数桁 2]→[小数桁 3]の順に切替わる。

◇[小数桁 F]では有効桁の表示になる。


▼書込み条件の設定

[測定]コマンドの初期状態では、コントロールバーの右端のボタンが[書込設定]になっている。これを左クリック(L)すると、コントロールバーの表示が切替わり、以下のように、書込み条件の設定が行える。


▼測定結果のクリアー

[測定]コマンドで測定を開始すると、コントロールバー[書込設定]が[クリアー]ボタンに切替わる。これを左クリック(L)すると、測定結果がクリアーされる。


★その他/表計算

複数の数値の四則計算を一括して行う

▼基本操作1([A群×B群][A群÷B群][A群+B群][A群-B群])
【1】[表計算]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[A群×B群][A群÷B群][A群+B群][A群-B群]を左クリック(L)して計算種類を選択する。

【3】計算する「A群」の選択範囲の始点を指示する。

【4】計算する「A群」の選択範囲の終点を右クリック(R)で指示し、選択を確定する。

【5】計算する「B群」の選択範囲の始点を指示する。

【6】計算する「B群」の選択範囲の終点を「A群」の選択と同様に指示し(手順4参照)、選択を確定する。

【7】計算結果の小数点の横位置を指示すると()、計算は「A群」、「B群」とも上から順に行われ、計算結果が書き込まれる。この時、計算結果の縦位置は「B群」と同じ位置になる。

◇集計範囲の終点を左クリック(L)で指示すると、下図のように薄字表示のコントロールバー[選択確定]が通常表示に、コントロールバー[小数桁 3]が[追加範囲]に、コントロールバー[クリアー]が[除外範囲]になる。

1 [選択確定]
左クリック(L)すると、選択が確定する。

2 [追加範囲]
左クリック(L)すると、データの追加が行える。

3 [除外範囲]
左クリック(L)すると、データの除外が行える。

◇「A群」と「B群」の選択数値数が異なる場合は少ない方の最後の数値で残りの計算が行われる。

◇軸角が設定されている時は、計算と計算結果の書込みが軸角方向で行われる。


▼基本操作2([範囲内合計])

【1】[表計算]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[範囲内合計]を左クリック(L)する。

【3】選択範囲の始点を指示する。

【4】基本操作1の手順と同じ方法で、選択範囲の終点を指示し、選択を確定する。

【5】計算結果の小数点の位置を指示すると、範囲内合計の計算結果が書き込まれる。

◇軸角が設定されている時は、計算結果の書込みが軸角方向で行われる。


▼小数点以下の桁数の切替え

[表計算]コマンドでコントロールバー[小数桁 3]を左クリック(L)すると、測定結果の小数桁が[小数桁 3]→[小数桁 4]→[小数桁 F]→[小数桁 0]→[小数桁 1]→[小数桁 2]→[小数桁 3]の順に切替わる。

◇[小数桁 F]では有効桁の表示になる。


▼測定結果のクリアー

[表計算]コマンドでコントロールバー[クリアー]を左クリック(L)すると、選択が解除される。


▼書込み条件の設定

[表計算]コマンドでコントロールバー[書込設定]を左クリック(L)すると、コントロールバーの表示が切替わり、以下のように、書込み条件の設定が行える。

1 [文字 2]
書込み文字種を設定する。左クリック(L)すると、表示が[文字 2]→[文字 3]→・・・・・・・[文字 10]→[文字 1]→[文字 2]に切替わる。

2 [小数桁 0 有]
小数桁の0表示の有無を設定する。左クリック(L)すると、表示が[小数桁 0 有]→[小数桁 0 無]→[小数桁 0 有]に切替わる。

3 [カンマ 有]
3桁ごとのカンマ表示の有無を設定する。左クリック(L)すると、[カンマ 有]→[カンマ 無]→[カンマ 有]に切替わる。

4 [四捨五入]
表示小数値の処理を設定する。左クリック(L)すると、表示小数値の処理が[四捨五入]→[切り捨て]→[切り上げ]→[四捨五入]に切替わる。

5 [(m) mm変換]
単位表示を「m」と「mm」とで切替える。左クリック(L)すると、単位が[(m) mm変換]→[(m)無変換]→[(m) mm変換]に切替わる。[(m) mm変換]の場合、数値の後ろに「m」があると、その数値が「mm」に変換され、計算される。


★その他/距離指定点

指定した距離の位置に実点または仮点を作図する

【1】[距離指定点]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[距離]入力ボックスに指定距離を入力する。

【3】距離の始点を指示する(次ページの図の1)(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

【4】線または円(楕円)を左クリック(L)で指示すると線上または円周上の指定距離に点が作図される。線または円(楕円)を右クリック(R)で指示すると始点から読取り点の方向の指定距離に点が作図される。

◇線上または円周上の指定距離の場合、点が作図される方向は始点から線または円(楕円)を指示した方向になる。

◇線または円(楕円)を左クリック(L)で指示した時に、始点が線上または円周上にない場合は、始点が線上または円周上の鉛直点の位置に補正されて指定距離に点が作図される。この時は補正された始点にも点が作図される。


▼仮点の指定

[距離指定点]コマンドでは、コントロールバー[仮点]にチェックを入れると、作図される点が仮点になる。実点の場合は書込み用線色になる。


▼指定距離の連続した点の作図

[距離指定点]コマンドでは、指定距離に点が作図された後、コントロールバー[連続]を左クリック(L)すると、指定距離の連続した点が作図される。この時、指定距離を変更すると、その距離の位置に点が作図される。


★その他/式計算

自由に作成した計算式を実行するプログラム電卓機能

式計算コマンドはファイル「KEISAN.JWM」と「KEISAN1.JWM」~「KEISAN9.JWM」を作成または変更して使用する。
JWWの初期状態で[式計算]コマンドを選択すると、コントロールバーに、JWWに添付されているファイル「KEISAN.JWM」の内容による選択項目が表示される。
ここでは、添付されているファイル「KEISAN.JWM」によるヘロンの公式(三角形の面積を3辺の長さから求める公式)を例に操作手順を説明する。

◇式計算コマンドでは、ファイル「KEISAN.JWM」の1行目の半角の「 | 」で挟まれた文字列がコントロールバーの選択項目として表示される。

◇メッセージバーの項目設定(最大9項目)は自由に行える。また、項目の選択後に、その項目内で再度項目の設定(最大9項目)を行えるので、同一フォルダ内で最大81までの計算式が使用できる。

◇式計算の実行時に代入される数値の入力は、計算式内で、「数値入力」ダイアログへの数値入力と、すでに作図されている数値文字を範囲選択する方法が指定できる。


▼ヘロン公式の面積計算での利用

【1】[式計算]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[ヘロン公式]を左クリック(L)する。

【3】ファイル「KEISAN2.JWM」内の項目選択の記述に従ってコントロールバーの表示が2つのボタンに切替わるので、[3数値入力]または[3数値選択]を左クリック(L)する。

 ・ [3数値入力]を選択した場合
 表示される「数値入力」ダイアログの「辺1寸法(m)」に三角形の1辺の長さを入力し、続けて表示される「数値入力」ダイアログの「辺2寸法(m)」「辺3寸法(m)」に、三角形の残りの2辺の長さも入力し[OK]ボタンを左クリック(L)すると、計算が実行され、作図ウィンドウに3数値と計算結果が仮表示される。「数値入力」ダイアログの[数表]ボタンをクリックするとキーボードから数値を入力せずにマウスのみで数値入力が行える。

 ・ [3数値選択]を選択した場合
 あらかじめ[線]コマンドなどで三角形を作図し、その3辺の長さを[寸法]コマンドなどで書込んでおくと、範囲選択の操作でその作図済みの3数値にする文字列を選択確定すれば、ただちに計算が実行され、作図ウィンドウに3数値と計算結果が仮表示される。
 ・ 式計算の実行直前の項目選択ボタンを[Shift]キーを押しながら左クリック(L)すると、デバッグモードになる。

【4】コントロールバーの表示が切替わるので、計算結果を書込む位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

 ・ コントロールバー[ << ]を左クリック(L)すると、項目選択状態に戻る。
 ・ コントロールバー[再実行]を左クリック(L)すると、選択されている式計算が再実行され、数値入力状態または数値選択状態になる。


▼他のフォルダの式計算の選択(フォルダ変更)

[式計算]コマンドで使用する式計算ファイルは1つのフォルダに1種類のみになっている。したがって、他の式計算の場合はフォルダを変更して実行する必要がある。また、JWWの初期状態のフォルダにファイル「KEISAN.JWM」がない場合も同様にフォルダを変更する。

【1】コントロールバー[0]を左クリック(L)すると、[式計算]ダイアログが表示される。

【2】他のフォルダのファイル「KEISAN.JWM」を選択して開くと、そのフォルダにある式計算が実行できる。


▼式計算の編集

[Shift]キーと[Ctrl]キーを押しながら[式計算]コマンドのコントロールバー[0]を左クリック(L)すると、現在のフォルダ内のファイル「KEISAN.JWM」が外部エディタで編集できる。
また、[Shift]キーと[Ctrl]キーを押しながら[式計算]コマンドのコントロールバー[日影倍率][ヘロン公式][三斜面積計算][RC断面算定]を左クリック(L)すると、その項目に対応したファイル「KEISAN1.JWM」~「KEISAN9.JWM」が外部エディタで編集できる。
なお、ファイルの編集を行う時に指定ファイルがない場合は、ファイルの新規作成になる。


★その他/パラメトリック変形

図形の中間部分のみを伸縮し図形の大きさを変えるパラメトリック変形機能

パラメトリック変形機能は、図形の中間部分以外は移動するだけで大きさは変わらない。また、寸法図形をパラメトリック変形すると寸法値も同時に変更される。

!パラメトリック変形機能で伸縮できるのは、直線と寸法図形のみである。

【1】[パラメトリック変形]コマンドを選択する。

【2】範囲選択モードになるので、パラメトリック変形で伸縮を行う図形の部分を選択範囲枠の仮線が通過するように、選択範囲の始点または終点を指示して範囲選択を行う。
 パラメトリック変形で伸縮される直線は点線の選択色で表示される。

【3】コントロールバー[選択確定]を左クリック(L)して確定する。

◇コントロールバー[基点変更]を左クリック(L)し、パラメトリック変形の基準点を指示すると、同時に範囲選択も確定する。

◇[追加範囲][除外範囲][<属性選択>]は[範囲選択]コマンドと同様だが、[追加範囲]では伸縮する部材を指定できない。

【4】コントロールバーの表示が切替わる。変形方向を指定する。

◇コントロールバー[任意方向]を左クリック(L)すると、表示が[任意方向]→[X方向]→[Y方向]→[XY方向]→[任意方向] の順に切替わる。右クリック(R)で逆順になる。図形は、このボタンに表示されている方向に変形される。

◇軸角が設定されている時は、その軸角に対する方向になる。

【5】マウスを移動すると基準点が追従しパラメトリック変形した図形が仮表示されるので、マウスで指示すると、その位置にパラメトリック変形した図形が作図される。


▼基準点の変更

[パラメトリック変形]コマンドで、コントロールバー[基点変更]を左クリック(L)し、基準点を指示する。

◇基準点を指示して範囲選択を終了した場合以外は、マウスの指示位置に複写する時の基準点(マウスの位置になる点)が選択図形の中心付近に自動的に決められている。したがって、図形をマウスで正確な位置に複写するには基準点を指定しておく必要があるが、数値位置による変形では必要ない。


▼変形倍率の設定

[パラメトリック変形]コマンドで、コントロールバー[倍率]入力ボックスに複写倍率を入力する。

◇無指定の時は、倍率「1,1」になる。


▼変形回転角の設定

[パラメトリック変形]コマンドで、コントロールバー[回転角]入力ボックスに複写角度を入力する。

◇無指定の時は、回転角「0」になる。


▼数値位置による複写

複写する位置を元図形に対しての相対座標で指定してパラメトリック変形する。

【1】[パラメトリック変形]コマンドを選択し、図形を選択する。
【2】必要に応じて、倍率などを設定する。

【3】コントロールバー[数値位置]入力ボックスに、変形する位置を、元図形に対しての相対座標のX値、Y値で入力し、[Enter] キーを押す。

◇軸角が設定されている時は、その軸角に対する方向になる。


▼変形する他の図形の再選択

パラメトリック変形後、コントロールバー[再選択]を左クリック(L)すると、再び図形の範囲選択モードに移行する。


★その他/図形登録

選択した図形のデータを登録する

登録した図形データは[図形]コマンドで利用する。[.jws]ファイル形式がWindows版のJW_CADのデータ形式になっているので、新たな図形は[.jws]ファイル形式で登録するとよい。

【1】[図形登録]コマンドを選択する。

【2】範囲選択モードになるので、登録する図形を選択範囲の始点または終点を指示して範囲選択を行う。

【3】コントロールバー[基準点変更]を左クリック(L)し、図形の基準点をマウスで指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック (R)で読取点)。この基準点が後で[図形]コマンドで作図する時のマウスカーソル位置になる。
 ・基準点は選択図形の中心付近に自動的に設定されるが、基準点を正確な位置に指定する時は基準点変更を行う。

【4】コントロールバー[選択確定]を左クリック(L)し、選択した図形を確定する。

【5】コントロールバーの表示が切替わるので、コントロールバー[《図形登録》]を左クリック(L)する。

【6】表示される「ファイル選択」ダイアログで、登録しようとする図形フォルダをダイアログ左部ののフォルダツリーで指定し、以下の場合分けで登録するファイル名を指定する。

◎すでに登録されている図形に上書きする
「ファイル選択」ダイアログに表示されている図形(リスト表示の時は図形名)を左ダブルクリック(LL)で選択する。上書きを注意するダイアログが表示されるので、ファイルに間違いがなければ[OK]を左クリック(L)する。

◎新規に図形ファイルを作成する
「ファイル選択」ダイアログ上部の[新規]を左クリック(L)すると「新規作成」ダイアログが表示されるので、[名前]入力ボックスを左クリック(L)してから図形ファイル名を入力し、[OK]を左クリック(L)する。

◎図形フォルダを新規に作成する
「ファイル選択」ダイアログ上部の[新規]を左クリック(L)すると「新規作成」ダイアログが表示されるので、[新規]の[フォルダ]をチェックして指定すると、[名前]入力ボックスに図形フォルダ名が入力可能になる。初期状態では「《図形》」となっているので、ここを左クリック(L)してから「《図形》」の末尾に図形の種類などを追加入力する。[OK]を左クリック(L)すると新規フォルダが作成される。

◇「新規作成」ダイアログの[メモ]入力ボックスにメモを入力すると、「ファイル選択」ダイアログ上部に入力したメモが表示される。

◇メモは図形のフォルダー内にファイル「ZU_NAME.DAT」が作成され、そのファイルに書込まれる。この「ZU_NAME.DAT」内のメモの最後に拡張子「.jwk」または「.jws」を記載すると強制的に記載した拡張子の図形選択(サムネイル表示のとき)になる。

◇新規作成した図形フォルダに図形が登録されると、「ファイル選択」ダイアログ上部に表示されるメモの前に「【図形】」の文字が追加される。図形が登録されていない場合はメモのみが表示される。


▼図形データのコピー

他のパソコンで作成した図形データファイル(拡張子「JWK」)、またはインターネットやCD-ROMなどで提供された図形データファイルを、すでにあるフォルダまたは新規フォルダ(「《図形03》建築3」など)を作成しコピーする。

!この時、同一フォルダに多くの図形をコピーすると、図形選択の時に選びにくくなるので注意する。

!DOS版JW_CADと共用して同じ図形を利用する場合は、「.jwk」形式で登録したファイルを「ZUKEI_1_」~「ZUKEI_9_」または「ZUKEI_11」~「ZUKEI_50」の図形フォルダにコピーする。DOS版JW_CADではフォルダ内の図形データファイル数を50以内にする。

◇フォルダ内の拡張子「JWK」または「JWS」のファイルが図形データで、「ZU_NAME.DAT」が図形の各フォルダのメモのファイルである。


★その他/寸法図形化

すでに作図されている寸法線と寸法値を寸法図形にする

寸法線と寸法値を寸法図形にすると、寸法図形を含む図形を複写・移動・パラメトリック変形により大きさを変更した時にその寸法図形の寸法値も連動して自動的に変更されるようになる。ただし、寸法図形化した寸法値は文字としては扱えない。なお、寸法図形化すると、以降は他のコマンドで寸法図形を指示すると、作図ウィンドウに「寸法図形です」と表示される。

【1】[寸法図形化]コマンドを選択する。

【2】寸法図形にする寸法線を左クリック(L)で指示する。

【3】指示した寸法線に対応する寸法値を左クリック(L)で指示すると寸法図形になり、作図ウィンドウ左上部に「寸法図形化」と表示される。

◇指示した寸法線の長さと寸法値の違いが設定されている寸法の有効桁を超えている場合は寸法図形にするかどうか確認のダイアログが表示される。寸法図形にすると寸法線の長さに寸法値が修正される。


▼範囲選択した寸法線と寸法値を寸法図形にする

【1】[寸法図形化]コマンドで、コントロールバー[範囲選択]を左クリック(L)する。
 コントロールバーの表示が範囲選択用に切替わる、

【2】範囲選択の始点を左クリック(L)で指示する。

【3】寸法線と寸法値を囲む位置で範囲選択の終点を右クリック(R)する。

!この時は文字を選択するので、範囲選択の終点を右クリック(R)で指示する。

◇寸法線の追加・除外は左クリック(L)で指示し、寸法値の追加・除外は右クリック(R)で指示する。

【4】コントロールバー[選択確定]を左クリック(L)し選択を確定すると、選択されている寸法線と寸法値が寸法図形になる。


▼寸法図形化できない場合

選択されている寸法線と寸法値が次の場合は、範囲選択による寸法図形化が行えないので、基本操作の方法で寸法線と寸法値を指示して寸法図形化を行う。
 ・寸法線に対して寸法値が平行でない場合(累計寸法の時は文字が鉛直でない場合)。
 ・寸法線と寸法値の離れが 5mm(図面寸法)を超える場合(累計寸法の時は寸法線の終点と寸法値の離れが 5mmを超える場合)。
 ・寸法線の長さと寸法値の違いが寸法設定の有効桁を超える場合。


▼[寸法図形解除]コマンドに移行

[寸法図形化]コマンドで、コントロールバー[寸法図形化]を左クリック(L)すると、ボタンの表示が[寸法図形解除]に切替わり、次項の[寸法図形解除]コマンドに移行する。


★その他/寸法図形解除

寸法図形を解除し、元の寸法線と寸法値に戻す

寸法図形の寸法線または寸法値を単独で編集する場合は、寸法図形を解除して、元の寸法線と寸法値に戻す。

▼基本操作

【1】[寸法図形解除]コマンドを選択する。

【2】寸法図形を左クリック(L)で指示すると、その寸法図形が解除され寸法線と寸法値になり、作図ウィンドウ左上部に「寸法図形解除」と表示される。


▼範囲選択した寸法図形の解除

【1】[寸法図形解除]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[範囲選択]を左クリック(L)する。

【3】範囲選択の始点を左クリック(L)で指示する。

【4】寸法図形を囲む位置で範囲選択の終点を左クリック(L)する。

!寸法図形の追加・除外は左クリック(L)で指示する。

【5】選択を確定すると選択されている寸法図形が解除される。


▼[寸法図形化]コマンドに移行

[寸法図形解除]コマンドで、コントロールバー[寸法図形解除]を左クリック(L)すると、ボタンの表示が[寸法図形化]に切替わり、前項の[寸法図形化]コマンドに移行する。


★その他/登録選択図形

[範囲選択]コマンドのコントロールバー[選択図形登録]で登録された図形を貼り付ける

[範囲選択]コマンドで範囲選択した図形が登録されていない場合は[登録選択図形]コマンドは薄字となって選択できないので、[範囲選択]コマンドのコントロールバー[選択図形登録]で登録しておく必要がある。[図形登録]コマンドでの図形登録ではないので注意する。

【1】[登録選択図形]コマンドを選択する。

【2】作図ウィンドウ左上部に作図時の図形属性が表示されるので、必要であれば、コントロールバー[作図属性]を左クリック(L)して表示される「作図属性設定」ダイアログで設定する。
 チェックボックスにチェックを入れるか、またはボタンを左クリック(L)すると、その指定した条件で貼付ける。

【3】コントロールバー[倍率]入力ボックスに作図倍率を入力する。
 ・無指定の時は、倍率は「1,1」、回転角は「0」になる。
 ・倍率に「-1,1」を設定すると、左右反転の複写になる。
 ・倍率に「1,-1」を設定すると、上下反転の複写になる。

【4】コントロールバー[回転角]入力ボックスに作図角度を入力する。
 ・[90°毎]ボタンを左クリック(L)すると、「無指定」→「90」→「180」→「270」→「無指定」の順に切替わる。
 ・軸角が設定されている時は、その軸角からの角度になる。

【5】図形が指定した条件で仮表示されるので、登録選択図形の作図位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

!文字は元図形の縮尺と書込の縮尺との違いにより作図位置がずれることがある。

!マウスの位置になる図形の基準点は、[範囲選択]コマンドで[選択図形登録]を行った時の基準点位置になる。


▼マウスで登録選択図形の角度を指定する

図形の角度は、通常、コントロールバー[回転角]入力ボックスに角度を入力して決めるが、図形の回転をマウスの移動に追従させ、任意な回転角で作図できる。

【1】[登録選択図形]コマンドを選択する。

【2】基本操作と同じ方法で、必要であれば、作図属性、作図倍率などを設定する。

!ここで、作図回転角を設定する必要はない。

【3】コントロールバー[マウス角]を左クリック(L)する。
 ・[マウス角]の左クリック(L)を、1回行うと図形の基準点からX方向がマウス角になり、2回行うとY方向がマウス角になる。3回行うとマウス角が解除される。

【4】登録選択図形の作図位置を指示すると、マウスの移動に追従して図形が回転する。

【5】登録選択図形が作図したい角度になる角度点位置をマウスで指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)、図形作図位置と角度点位置の角度で図形が作図される。


★その他/2.5D

透視図、鳥瞰図、アイソメ図をワイヤーフレームで作図する

平面図には高さを設定し、立面図には奥行と立上げる位置を設定して立体図にする。ただし、日影図用に作成したデータは、この2.5D機能で扱えるが、2.5D用に作成したデータで日影図を作成することはできない。また、ワイヤーフレームによる立体図なので隠線処理は行えない。

透視図、鳥瞰図  アイソメ図


▼高さ指定の直方体の作図

平面の長方形に高さを指定して直方体を作図する。

【1】[矩形]コマンドで、1辺10m(10,000mm)の長方形を作図しておく。

【2】2.5D]コマンドを選択する。

【3】コントロールバー[高さ・奥行]入力ボックスに[5 , 0]を入力する。

!コントロールバーの単位表示が[ [mm] ]になっている場合は、そのボタンを左クリック(L)して表示を[(m)]に切替える。

◇コントロールバー[高さ・奥行]入力ボックスでは計算式も使用できる。

【4】作図してある長方形の1辺を左クリック(L)で指示すると、指示した位置に近い方の端部に高さが設定され、高さ数値の文字が作図される。このように、1カ所に高さが設定されると、同一レイヤの同じ位置の他の線の端部にも同じ高さが設定されたことになる。

◇作図される高さの文字の大きさは、メニュー[設定]→[基本設定]コマンドを選択して表示される基本設定のダイアログの「文字」タブで変更できる。

【5】高さが未設定の他の線の端部を左クリック(L)で指示する。
 ・高さが設定されている線の端部を右クリック(R)で指示すると、指示した位置の高さが取得され、コントロールバー[高さ・奥行]入力ボックスに代入される。
 ・高さが設定されている線の端部を左ダブルクリック(LL)で指示すると、指示した位置の高さが消去される。

【6】コントロールバー[透視図][鳥敢図][アイソメ]を左クリック(L)して、立体図を表示する。

【7】透視図、鳥瞰図、アイソメ図が表示されると、コントロールバーの表示が切替わる。選択した立体図の種類により視点位置などが指定できるので、必要に応じて設定する。

▼透視図、鳥瞰図

1 [作図]
書込みレイヤを2.5Dデータのないレイヤに変更し、コントロールバー [作図]を左クリック(L)すると、現在表示されている図形がその形で書き込みレイヤに書き込まれる。

2 [DXF出力]
左クリック(L)すると、ファイル名指定のダイアログが表示される。ファイル名を指定すると現在表示されている図形が3DデータでDXF出力される。

3 [左][右][上][下][前][後]
左クリック(L)すると、視点位置が変更されて立体図が表示され、視点位置がステータスバーに左右角度、上下位置、前後位置の順で数値で表示される。この時、左右角度は右回転がプラス値、上下位置は上方向がプラス値、前後位置は後方向(手前)がマイナス値で表示される。したがって、前後位置がプラス値で表示されている時は、視点が建物を通過している状態になる。

4 [回転角間隔,移動間隔]入力ボックス
左右回転角間隔と上下前後移動間隔を半角カンマ「,」区切りで指定する。

5 [面固定]
チェックが外れている場合(投影面が移動)は、視点から立体図形までの距離に比例して投影面が移動する。視点を前後した時に立体図の大きさが変化するので、近づいたり遠ざかったりする感覚が得られる。チェックを入れると投影面が固定になり距離に関係なく立体図は同じ大きさで表示される。ただし、視点から立体図形までの距離が建物の最大幅(鳥瞰図の場合は最大幅と最大高さの大きい方)の約2倍以下に近づくと、距離に比例して立体図の大きさが変わる。面移動と面固定とでは視点位置が同じであっても視点から投影面までの距離が異なるので立体図の形状も異なる。

6 [初期値]
左クリック(L)すると視点位置が初期値に戻る。視点位置の初期値は、角度が[-45度]、水平位置が透視図、鳥瞰図ともに用紙縦寸法の約2倍の距離になり、高さ位置は透視図が2m、鳥瞰図が水平位置と同じ数値になる。


▼アイソメ図

1 [作図]
書込みレイヤを2.5Dデータのないレイヤに変更し、コントロールバー [作図]を左クリック(L)すると、現在表示されている図形がその形で書き込みレイヤに書き込まれる。

2 [DXF出力]
左クリック(L)すると、ファイル名指定のダイアログが表示される。ファイル名を指定すると現在表示されている図形が3DデータでDXF出力される。

3 [左][右][上][下]
左クリック(L)すると、視点位置の角度が変更されて立体図が表示され、視点位置がステータスバーに左右角度、上下角度の順で数値で表示される。この時、左右角度は右回転がプラス値、上下角度は上方向がプラス値で表示される。

4 [回転角間隔,移動間隔]入力ボックス
透視図、鳥瞰図と同じ方法で設定できるが、アイソメ図では上下の移動も回転角間隔になり、移動間隔は無視される。

5 [等角]
左クリック(L)すると、回転角が「45°」、上下角が「35.264°(≒atan( 1/√2 )」の等角のアイソメ図になる。

6 [0 , 0]
左クリック(L)すると、回転角が「0°」、上下角が「0°」のアイソメ図になる。


▼立面の作図
長方形に奥行を指定して、立面の壁と窓を作図する。

【1】[矩形]コマンドで、横10m(10000mm)、縦20m(20000mm)の長方形の壁面を作図し、その長方形の内部に1辺 2m(2000mm)の長方形を8つ(2×4)作図して窓を配置する。

!この時の書込みレイヤは前項で作図したの直方体と立体図とは別のレイヤに変更する。

【2】レイヤを立面と同じにして、線色を「5」、線種を「補助線」にする。

【3】[線]コマンドで、立上げ位置の水平線を1本作図する。

【4】[点]コマンドで、【3】で作図した水平線(補助線)の左端に色番号「5」の実点を作図し、【1】で作図した壁面の左下に色番号「6」の実点を作図する。

【5】窓の奥行として、コントロールバー[高さ・奥行]入力ボックスに[0.2 , 0]を入力する。

【6】作図してある長方形と同じレイヤにして窓になる長方形の1辺を左クリック(L)で指示すると、指示した位置に近い方の端部に奥行が設定されその文字が作図される。このように1カ所に奥行が設定されると、同一レイヤの同じ位置の他の線の端部にも同じ奥行が設定される。

【7】奥行が未設定な他の窓になる線の端部を左クリック(L)で指示し、立体図の表示と作成を行う。


▼実際の作図
透視図、鳥瞰図またはアイソメ図が画面に表示されている状態で[作図]ボタンを左クリックすると現在の書込みレイヤに実際の作図される。このとき、[Shft][Ctrl]キーを押しながら[作図]ボタンを左クリックすると現在の書込みレイヤグループに元レイヤで作図される。


▼DXF出力
透視図、鳥瞰図またはアイソメ図が画面に表示されている状態で[DXF出力]ボタンを左クリックすると、出力ファイル名を指定して表示されている図形の3DデータがDXFファイルで出力できる。


★その他/日影図

日影図・等時間日影図の作成、指定点の日影時間の計算、壁面の日影の計算を行う

日影図のデータは平面に高さを設定して作成する。2.5Dとは異なり、立面図からの日影計算はできない。

日影図  影倍率表  等時間日影図  指定点の日影時間  壁面日影


▼日影図の作図

【1】日影図のデータを作成する前に、建物の平面図と真北線を作図しておく。

【2】[日影図]コマンドを選択する。

【3】コントロールバー[高さ(m)]入力ボックスに、設定する高さを「m」単位で入力する。

◇コントロールバー[高さ(m)]入力ボックスでは計算式も使用できる。

【4】作図してある建物の平面と同じレイヤにして、平面図の1辺を左クリック(L)で指示すると、指示した位置に近い方の端部に高さが設定され高さの文字が作図される。このように、1カ所に高さが設定されると、同一レイヤの同じ位置の他の線の端部にも同じ高さが設定されたことになる。

 ・作図される高さの文字の大きさは、メニュー[設定]→[基本設定]コマンドで表示される基本設定の「文字」タブで変更できる。
 ・すでに設定されている高さの文字を右クリック(R)すると、その高さが取得され、コントロールバー[高さ(m)]入力ボックスに入力される。
 ・すでに設定されている高さの文字を左ダブルクリック(LL)すると、その高さが消去される。
 ・日影の計算が行える建物の高さの設定数の最大は形状によっても異なるが、約500程度である。

【5】コントロールバー[真北]を左クリック(L)する。

【6】真北線の北方向の端部をクリックすると、真北の角度の文字が作図される。これで真北の角度は画面の真上が「0& deg;」になり、画面の真上から左回りがプラス(+)値、右回りがマイナス(-)値になる。

!真北が設定されていない場合は、画面の真上が真北になる。

◇真北線を変更するには、他の線の端部を再度クリックすると自動的に変更される。

◇真北線を、左クリック(L)で指示すると度単位(十進数)の角度表示になり、右クリック(R)で指示すると度分秒の角度表示になる。

【7】コントロールバーの各項目で、日影図作成の各種の測定条件を設定する。

1 [測定高]入力ボックス
測定面の高さを入力する。

2 [緯度]入力ボックス
測定位置の緯度を25°~46°の範囲で入力する。

3 [季節]入力ボックス
左クリック(L)すると季節のリストが表示されるので、測定する季節を選択する。任意時期を選択すると日赤緯を入力する「日影」ダイアログが表示されるので、測定する時期の日赤緯(-23.45°~23.45°)を入力する。
冬至の日赤緯は「-23.45°」、春秋分の日赤緯は「0°」、夏至の日赤緯は「23.45°」になる。任意時期の日赤緯は理科年表で調べて角度を入力する。

4 [9~15時](時間帯の指定)
日影図の測定時間帯は、地域により「8~16時」と「9~15時」に分かれている。ここにチェックを入れると、日影図の測定時間帯が9~15時になる。

【8】コントロールバー[書]を左クリック(L)する。

【9】測定条件を書込む位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。測定条件の文字の左下が指示位置になる。

【10】コントロールバー[確認]を左クリック(L)すると、作成したデータのアイソメ図が表示されるので、日影図のデータを確認する。

このアイソメ図には作図ウィンドウ左上部に真北の方向が表示される。また、建物の側面に測定高さの位置が線色5の点線で表示される。

【11】コントロールバーの表示が切替わるので、各ボタンの操作により、見る角度を変えることで作成した建物の形状を容易に確認できる。

1 [左][右]
左クリック(L)すると、建物を横から見る方向(回転角)を変更できる。

2 [上][下]
左クリック(L)すると、建物を縦から見る方向(上下角)を変更できる。

3 [等角]
左クリック(L)すると、回転角が「45°」、上下角が「35.264°(≒atan(1/√2 ) )」のアイソメ図で表示される。

4 [0 , 0]
左クリック(L)すると、回転角が「0°」、上下角が「0°」のアイソメ図で表示される。

5 [<<]
左クリック(L)すると、建物の高さの設定状態に戻る。

【12】ここの操作が終わったら、コントロールバー[<<]を左クリック(L)して建物の高さの設定状態に戻し、コントロールバー[日影図]を左クリック(L)する。

!真北が設定されていない場合は、真北が設定されていないことを確認するダイアログが表示される。

 コントロールバーの表示が切替わり、日影図の作図が行える。

1 [1時間毎][30分毎]
左クリック(L)すると、1時間ごと、または、30分ごとの日影図が作図される。日影図は書込みレイヤ・線色で作図される。線種は時間単位の場合実線になり、その他の場合は点線になる。

2 [時間指定]
左クリック(L)すると「日影」ダイアログが表示され、日影図の作図時間を十進数で入力できる(8時半は「8.5」)。ダイアログの[OK]を左クリック (L)すると、指定した時間の日影図が作図される。


▼影倍率表、日影長さ表、方位角倍率図

◇[影倍率表]、[日影長さ表]、[方位角倍率図]は30分毎の表または図になる。[Shift]キーを押しながら計算結果の書込み位置を指示すると1時間毎の表または図になる。

3 [影倍率表]
表の基準点(左上)を指示すると影倍率表が作図される。

4 [日影長さ表]
表の基準点(左上)を指示すると日影長さ表が作図される。[Ctrl]キーを押しながら計算結果を書き込む位置を指示すると太陽方位角も作図される。

!日影長さの数値は、端数処理を行っている関係により、日影の線を寸法コマンド等で測定した値とは必ずしも一致しない。

5 [方位角倍率図]
方位角倍率図の中心点を指示すると方位角倍率図が作図される。


▼等時間日影図の作図

【1】前項「日影図の作図」の手順までの操作が終わったら、コントロールバー[等時間]を左クリック(L)する。

!真北が設定されていない場合は、真北が設定されていないことを確認するダイアログが表示される。

!等時間日影図の計算では、複雑な建物の形状の場合、計算に時間がかかることがある。

!等時間日影図の出角部分は、計算方法と計算精度の関係で大きな誤差が生じやすい。この部分の日影規制の確認では重要点なので、十分に注意して使用する必要がある。

!範囲指定以外の等時間日影図は、用紙範囲が等時間日影図の作図範囲になる。したがって、用紙範囲に対して建物が大き過ぎる場合は等時間日影図が作図できないことがある。また、用紙範囲に対して建物が小さ過ぎる場合は建物に近い等時間日影図が連続しないことがある。

【2】コントロールバーの表示が切替わり、等時間日影図の作図が行える。

1 [2.0時間][2.5時間][3.0時間][4.0時間][5.0時間]
左クリック(L)すると、その時間の等時間日影図が作図される。等時間日影図は書込みレイヤ・線色で作図される。

2 [時間指定]
左クリック(L)すると、「日影」ダイアログが表示され、等時間日影図の時間を十進数(5時間半は「5.5」)で入力できる。ダイアログの[OK]を左クリック(L)すると、指定した時間の等時間日影図が作図される。

3 [1分間隔計算]
左クリック(L)すると、ボタンの表示が[10秒間隔計算]に切替わり、等時間日影図がその時間間隔で計算される。再度左クリック(L)すると、ボタンの表示が[1分間隔計算]に戻る。

4 [範囲指定]
左クリック(L)すると、計算範囲の始点と終点を指示することで表示される仮線の範囲内のみ等時間日影図の計算ができる。この場合、コントロールバーの計算間隔ボタンの表示が切替わり、[10秒間隔計算]または[4秒間隔計算]になる。

◇範囲指定は精度が高い計算が行えるので、等時間日影図の出角部分または日影規制ラインに近い部分を再計算するとよい。


▼指定点の日影時間の計算

【1】前項「日影図の作図」の手順までの操作が終わったら、コントロールバー[指定点]を左クリック(L)する。

!真北が設定されていない場合は、真北が設定されていないことを確認するダイアログが表示される。

【2】コントロールバーの表示が切替わり、指定点の日影時間の計算が行える。

【3】日影時間の計算を行う指定点を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)。

!1回の計算で行える指定点の数は最大100までである。

【4】コントロールバー[1分間隔計算][10秒間隔計算]ボタンを左クリック(L)する。

【5】計算結果の書込み位置を指示すると(左クリック(L)で任意点、右クリック(R)で読取点)、指定点ごとに日影になる時間帯が作図される。作図される文字は文字種1の大きさになる。

◇コントロールバー[グラフ無]を左クリック(L)すると、ボタンの表示が[グラフ作図]に切替わる。この状態で計算結果を作図すると、日影になる時間帯の文字と同時に日影になる時間帯のグラフが作図される。

1 No.1 [2:05’](8:00’)~(10:05’)
指定点No.1の位置での日影になる時間は2時間5分で、8時から10時5分までの時間帯が日影になることを表す。この時、各時間帯には計算間隔による計算誤差が生じているので注意して使用する。


▼壁面日影の作図

【1】前項「●日影図の作図」の手順までの操作が終わったら、コントロールバー[壁面]を左クリック(L)する。

【2】壁面の線を左クリック(L)で指示する。指示した線が選択色になる。この状態で日影図、等時間日影図または指定点の日影時間の計算を行うと、指定した壁面に対する計算になる。再度、コントロールバー[壁面]を左クリック(L)すると、壁面線の指定の解除になる。

!指定した壁面線の両側に日影図が作成可能な場合は、日影図を作成する方向を指示する。

コラム 壁面日影の利用上の注意点

 ・壁面日影計算は指定した壁面の線を測定面の高さとした立面として行われる。したがって、壁面の線の高さを「0.0m」とする時は、測定面高さを「0.0」に設定してから計算を行う。
 ・指定した壁面線が日影計算を行う建物の外壁を通過している場合と建物の内部の壁面(中庭等の壁を含む)の場合は計算できない。
 ・日影図、等時間図の場合、壁面の上部には作図の範囲の制限がない。不要な線が作図された場合は、軸角を壁面の線の角に設定して[消去]コマンドのコントロールバー[範囲選択消去]を左クリック(L)して、さらにコントロールバー[切取り選択]などにより消去する。
 ・等時間図、指定点の場合、壁面自身の影(壁の裏面に日が当たる場合の日影)が発生する場合は、等時間図・指定点日影時間では、指定した壁面自身による日影時間も含まれる。この場合、計算後に壁面自身で日影になる時間帯が画面に表示される。
 ・指定点日影時間の計算では、指定点の位置を壁面の外には指定できない。

◇壁面日影図を立体図として利用する方法

[2.5D]コマンドにより壁面日影を立体として利用できる。この場合、対象となる建物と壁面日影図を、以下の点に注意して作図する。
 ・レイヤグループ名に「#k」を記述する。
レイヤグループ名に「#k」(半角「#」と半角小文字「k」)を記述すると、補助線があるレイヤのデータは、その補助線を基準に立上がる。
 ・各壁面の線の位置を示す補助線は別々のレイヤに作図する。立上がりの方向が逆の場合は、紫の実点を建物外部から見た時に補助線の左端点になる位置に作図する。
 ・日影図・等時間図は、対象となる壁面の線を作図したレイヤに作図する。
 ・壁面の立面を作図し立体として利用する時は、対象となる壁面の線を作図したレイヤに作図する。


★その他/天空図

天空図の作成、天空率の計算、太陽軌跡図の作成を行う。また、三斜による面積計算から天空率を求める。

天空図データは日影図データと共用して使用でき、日影図のデータと同じに平面に高さを設定して作成する。また、2.5Dとは異なり、立面図からの天空図計算はできない。

天空率の計算 太陽軌跡作図 三斜による天空率 建物位置確認表の作成 天空率比較計算


▼天空図データの作図

天空図データを作成する前に、建物の平面図等を作図しておく。

【1】[天空図]コマンドを選択する。

【2】コントロールバー[高さ(m)]入力ボックスに、設定する高さを「m」単位で入力する。

◇コントロールバー[高さ(m)]入力ボックスでは計算式も使用できる。

【3】作図してある建物の平面と同じレイヤにして、平面図の1辺を左クリック(L)で指示すると、指示した位置に近い方の端部に高さが設定され高さの文字が作図される。このように、1カ所に高さが設定されると、同一レイヤの同じ位置の他の線の端部にも同じ高さが設定されたことになる。

 ・作図される高さの文字の大きさは、メニュー[設定]→[基本設定]コマンドで表示される基本設定の「文字」タブで変更できる。
 ・すでに設定されている高さの文字を右クリック(R)すると、その高さが取得され、コントロールバー[高さ(m)]入力ボックスに入力される。
 ・すでに設定されている高さの文字を左ダブルクリック(LL)すると、その高さが消去される。

【4】コントロールバー[確認]を左クリック(L)すると、作成したデータのアイソメ図が表示されるので、天空図のデータを確認する。

このアイソメ図には作図ウィンドウ左上部に真北の方向が表示される。真北の設定は日影図コマンドで行う(太陽軌跡図の作成のときに使用する)。また、建物の側面に測定高さの位置が線色5の点線で表示される。ここでは、測定面が0mなので底面と線色5の点線が同じ位置になっている。

【5】コントロールバーの表示が切替わるので、各ボタンの操作により、見る角度を変えることで作成した建物の形状を容易に確認できる。

1 [左][右]
左クリック(L)すると、建物を横から見る方向(回転角)を変更できる。

2 [上][下]
左クリック(L)すると、建物を縦から見る方向(上下角)を変更できる。

3 [等角]
左クリック(L)すると、回転角が「45°」、上下角が「35.264°(≒atan(1/√2 ) )」のアイソメ図で表示される。

4 [0 , 0]
左クリック(L)すると、回転角が「0°」、上下角が「0°」のアイソメ図で表示される。

5 [<<]
左クリック(L)すると、建物の高さの設定状態に戻る。

【6】ここの操作が終わったら、コントロールバー[<<]を左クリック(L)して建物の高さの設定状態に戻す。


▼正射影図(等距離射影図)の作成、天空率(天空比)の計算

天空率の計算は
「 天空率 = (天空図円の面積 - 建物正射影図面積)/ 天空図円の面積 」
になる。このときの建物正射影図面積は、正射影図形を天空図の中心から微小角で分割し、その面積の積分を行って求める。

【1】[天空図]コマンドを選択する。

【2】[正射影(天空率)]または[等距離射影]ボタンを左クリック(L)すると、コントロールバーの表示が切替わる。

1 測定点表示の2番目のボックスに番号の数値を入力すると、1番目のボックスが薄字表示から通常表示になり番号の前に書く文字の変更が可能になる。番号の数値を入力しないと、天空図に番号の表示が行われない。

2 測定高さを(m)単位で入力する。

3 天空図半径を(mm)単位の図寸法で入力する。
・天空図半径に「0」を設定すると、天空率(比)の計算のみを行う。

4 天空図に追加する目盛の間隔を[▼]を左クリック(L)し表示されるリストの中から選択する。空白の場合は目盛を作図しない。

【3】正射影(等距離射影図)の測定点を指示すると、コントロールバーの表示が切替わる。

【4】天空率にチェック入れると、コントロールバーの表示が切替わる。

1 通常計算結果は少数点以下2桁の表示になるが、高精度計算ににチェックを入れると、少数点以下3桁の表示になる。

2 射影面積表示にチェックを入れると、天空図の円面積と建物の射影面積が天空率の計算結果と同時に表示される。

【5】天空図の作図位置(円中心)を指示すと、正射影図(等距離射影図)が作図され、天空率(天空比)の計算結果が表示される。天空図の作図後【2】に戻るので、続けて作図が行える。このとき、天空図の番号表示を行っていると、その番号が1つ加算される。


▼太陽軌跡作図

【1】[天空図]コマンドを選択する。

【2】[正射影(天空率)]または[等距離射影]ボタンを左クリック(L)する。
○太陽軌跡図は正射影または等距離射影で作成できるが、等距離射影のほうが正射影より高さが大きく表示されるので、太陽軌跡図には等距離射影が適している。

【3】測定点を指示する。

【4】太陽軌跡にチェックを入れると、コントロールバーの表示が切替わる。

1 南方向補正にチェックを入れると、図面の下が南方向になるように天空図が回転補正される。

!真北が設定されていない場合は、真北が設定されていないことを確認するダイアログが表示され、図面の上方向を真北として作図される。

2 10分間隔点表示にチェックを入れると、太陽の軌跡に10分間隔の点を作図する。

3 四季にチェックを入っていないときは、日影図で指定されている季節(任意時期も含む)の太陽軌跡が作図される。四季にチェックを入れると、冬至、春秋分および夏至の3種類の太陽軌跡が作図される。

【5】天空図の作図位置(円中心)を指示すと、天空図と太陽軌跡が作図される。


▼三斜による面積計算から天空率を求める

【1】[天空図]コマンドを選択する。

【2】[三斜]ボタンを左クリック(L)すると、コントロールバーの表示が切替わる。

1 測定点表示の2番目のボックスに番号の数値を入力すると、1番目のボックスが薄字表示から通常表示になり番号の前に書く文字の変更が可能になる。番号の数値を入力しないと、天空図に番号の表示が行われない。

2 測定高さを(m)単位で入力する。

3 天空図に追加する目盛の間隔を[▼]を左クリック(L)し表示されるリストの中から選択する。空白の場合は目盛を作図しない。

・天空図半径は初期値で100mm(図寸法)になっているが、この値は環境設定ファイルで変更ができる。

【3】正射影の測定点を指示すると、コントロールバーの表示が切替わる。

【4】【基準建物用】または《計画建物用》を左クリック(L)して計算方法を選択する。

【5】三斜計算にチェック入れる。

【6】最大分割角度を[▼]を左クリック(L)して選択する。

【7】天空図の作図位置(円中心)を指示すと、正射影図が作図され三斜による天空率の計算結果が表示される。天空図の作図後【2】に戻るので、続けて作図が行える。このとき、天空図の番号表示を行っていると、その番号が1つ加算される。


三斜計算の天空率
 三斜計算による天空率は同じ形状であっても図のように【基準建物用】より《計画建物用》が小さくなる。
 三斜計算の、長さ・面積・天空率を求める各計算過程において、【基準建物用】では「切り上げ」、《計画建物用》では「切り捨て」により、小数点以下3桁を求めている。
 三斜計算の最大分割角度を小さくすると【基準建物用】と《計画建物用》との天空率の差は少なくなる。
 天空図で線が重なっている場合または僅かにずれている場合、微小な高さの三角形が作成されることがある。
 このとき、不要な線を消去することで、微小な高さの三角形の作成を回避できる場合がある。

RE-


▼建物位置確認表の作成

【1】[天空図]コマンドを選択する。

【2】[三斜]ボタンを左クリック(L)する。

【3】正射影の測定点を指示する。

【4】建物位置確認表にチェック入れる。

【5】天空図の作図位置(円中心)を指示すと、天空図に建物位置確認表が作図される。建物位置確認表の作図を行うと天空図には射影された建物の上部の建物位置番号が作図される。

○ [Ctrl]キーを押しながら建物位置確認表の作図を行うと配置図にも建物位置番号が作図される。配置図の同じ位置に高さの異なった建物位置番号がある場合は高さの高い位置の番号が作図される。
○ [Shift]キーを押しながら建物位置確認表の作図を行うと全ての建物位置番号が作図される。
○ 建物位置番号の文字は下中を基準として建物位置に作図されるので他の文字(高さ指定文字等)と重なる場合がある。文字が重なり見にくい場合は、文字または移動コマンドにより建物位置番号を見やすい位置に移動する。

◇三斜計算の建物位置番号
 建物データとして構成されている線の端点に、次の優先順位により整理した順に番号を付け、建物位置番号とする。
  (1)建物の高さの高い位置が最優先
  (2)同じ高さの場合、図面の縦位置の下方向が優先
  (3)同じ高さで同じ縦位置の場合、図面の横位置の左方向が優先
 【基準建物用】建物位置は{1}のように{番号}、《計画建物用》建物位置は(1)のように(番号)で作図される。
 建物位置番号の{1}(1)等の表示形式は環境設定ファイルにより変更できる。


▼天空率比較計算

JW_CADで作成した天空率の比較計算を行う。

【1】[天空図]コマンドを選択する。

【2】[天空率比較計算]ボタンを左クリック(L)する。

【3】計画建物の天空率を指示する。

【4】比較する天空率を指示する。

【5】結果書込位置を指示する。


★その他/SPEED Data 読込

SPEED Dataのビューワーを起動し選択したデータを線データとしてJw_cadに取り込む。

【1】[SPEED Data 読込]コマンドを選択する。

【2】[開く]ダイアログが表示されるので、spdデータを選択して[開く]ボタンを左クリック(L)する。

[開く]ダイアログ

【3】SPEEDビューワーが起動するので、モード、カメラ等を適宜切り替えて表示させる。

Veiw_speed

○モードはプルダウンから選択する。
○ 「カメラ」「移動」「ライト」等はドラッグして操作する。

▼2D投影データ転送

2DデータとしてデータをJw_cadへ取り込む。

【1】[2D投影データ転送]ボタンを左クリック(L)する。

【2】Jw_cadの画面に戻り、転送データが仮表示されるので、配置したい位置を指示する(左クリック(L)で任意点、右クリック (R)で読取点)。

○モードが2D系(平面、断面、矩形等)の場合は、表示されたデータが転送される。
○モードが3D系(シェーディング、ワイヤーフレーム等)の場合は、3Dワイヤーフレームを表示されている面に投影したデータが転送される。
▼3Dデータ転送

3Dデータ(2.5Dデータ)としてデータをJw_cadへ取り込む。

【1】[3D投影データ転送]ボタンを左クリック(L)する。

【2】Jw_cadの画面に戻り、コントロールバーの表示が切り替わる。

2.5Dコントロールバー

【3】表示させたい形式(「透視図」、「鳥瞰図」または「アイソメ」)のボタンを押す。以降の操作は2.5Dと同様である。

○モードが3D系(シェーディング、ワイヤーフレーム等)の場合は、3Dワイヤーフレームが3Dデータとして転送される。
○モードが2D系(平面、断面、矩形等)の場合は、平面上または立面上に展開したデータが3Dデータとして転送される。